「語学留学したい」と言った時のこと
親戚の子が海外(ヨーロッパ圏)の大学に入学するために旅立ったらしい。
また聞きの話しか知らないけど、彼女は自分で調べてヨーロッパの大学を受験して、日本の大学も受験して合格して、その中から選んだのだそう。
すごいと思う。
行動力も決断力も。親を説得する力も。
私も10代の頃、海外に憧れていた。
高校の成績は普通だったけど、英語は「中の上」くらい。大学は英語系学科に入学した。
夏休みに海外で1週間から2週間程度の語学研修とかサマースクールというのがあると知り、これは!と思って両親に行きたいとお願いしたら反対された。
理由は、
「外国に行ったら殺される」
「死んでもいいなら自分でお金を稼いで行け」
というものだった。
現代ほど情報化されてない時代の田舎の人の常識(偏見)だったんだろう。
今思うと甘いのだけど、勝手に親は自分の為にお金を出してくれるものだと思っていた。
話し合いという話し合いにもならずなんだか理不尽だと思ったけど、お金が自分では捻出できずあきらめた。
自分の家は貧乏なんだな、と思わされた出来事でした。
思うのは、2020年と1990年代ではインターネットやスマホの普及で情報量が劇的に違うということ。
それで良いこともたくさんあるだろうし、良くないこともたくさんある気もする。
でも、知りたいことが簡単に知れるというのは単純にうらやましい。
当時の私にインターネットがあれば、外国なんか行けなくても英語が若いうちに上達したのでは…と思う。
実際には英語が上達する前に意欲が減退して今に至る。
とにかく親戚の子には、学ぶ意欲がある若いうちにやりたいことが出来るのだから、大いに学んで大いに成長して、想像するに素敵そうなヨーロッパでのキャンパス・ライフをエンジョイしてもらいたい。
正直、何もかもうらやましい。
私が「自分の家は貧乏なんだな」と思った話には続きがあるので、そのうちまた。